24時間体制の現場で起きていること

色々ある職種の中でも、特に病院や介護施設というような24時間体制が敷かれている現場では、常に誰かがいなければなりません。

そうした職場では基本的にシフト制になっています。多くの現場でなるべく日勤と夜勤が重なる事がないよう考慮するものですが、どうしても人が足りない時などは、日勤のまま少し休憩してそのまま夜勤で働くような場合もありえます。

場所または時期によって、また人数によってもその状態が続いてしまう場所があるのも事実です。そうした過酷な実態もあり、長く続けられる人がいないのが問題になっています。

その中には、「続けたい」と思っている方もいるようですが、その気持ちに対して体や心が追いついていかない現実があるようです。場合によっては、無理をして体を壊してしまい、出勤できない状態になってしまっているケースもありえます。

こうした過酷なイメージが根付いてしまっていることから、今は国全体が一体となり、少しでも医療福祉関係者が働きやすいような環境をつくる対策が取られています。

ただ、対策は徐々に進められており、働きやすい現場になっていくのはまだ先のことでしょう。できるかぎり働きやすい現場を探しているのであれば、まず短時間で働ける単発の求人などを狙ってみることをおすすめします。一度単発で働くことで、自分が働ける勤務条件の具合も見えてくるはずです。

また、近年では労働力が不足していることから、派遣社員をはじめ短時間正社員制度などの柔軟性ある働き方が浸透してきています。小さい子どもがいてなかなか長時間働けない方やプライベートを最優先したいという方は、こうした働き方を検討してみるといいでしょう。

その中でも、派遣の場合は休日・出勤数を自分で決め、残業なしで帰ることが叶うことから、老若男女問わず多くの人が派遣社員として活躍しています。ただ、労働条件の自由度が高い分、本当に自分に合う労働スタイルをきちんと把握しておくことが大切です。

その際、業界によっても労働規約は大きく異なり、休める曜日や勤務できる時間も変わってくるため、自身が何を一番重視するかを見極める必要があります。特に自身のプライベートを最優先したい方は、平日休み・土日休みの業界の違いやその実態についてきちんと調べて、自分が働ける条件を整理しておくようにしましょう。